上から目線のPerlerは現実を隠蔽するコミュニティを作っている

はてぶとか見ていると、すげー上から目線の人がいて、あああ、こーゆー人達って、何様?とか思ってしまう。あ、俺様かあ、なるほど。
PASONA TECHの個人BLOGで、Perlはもう終り?というのがあって、わたしも転職活動なんかしていなかったら、ブクマ1getしたかったエントリなのだけど、それが予想にたがわず、素晴しいものだったということは、皆さんのブックマークコメントでの感想戦などを拝見していると思ったりする。

JavaいいよねJavaという内容なのか、そうでないかは現場にいなかったので微妙な空気まではわからない。Java移行のきっかけが、サーバの崩壊、瓦解、というのがほほえましくもあり、ツッコミどころでもあり。

はてぶのコメントで http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.pasonatech.co.jp/sugiura/9524.html なんかで、エラソーに言っている人がいるけど、あんたはエライよ。

自分のFUDをつつみかくさづ言うということの価値をなんでわからないんだろうね。FUDによって、何を学んだか、何を学ばなかったかということがFUDしたことより遥かに重要なのに、なんでわからないんだろうね。観測範囲狭いより観測範囲広いほうがいいにきまっている。CPANモジュールを自前でリポジトリ管理をしないよりCPANモジュールを自前でリポジトリ管理をしたほうがいいにきまっている。だけど、現場では日々失敗が起っている。なんでだ。なんでなんだろう。

当事者じゃない誰かが、あはは、FUDだよね〜と上から目線で言ってしまったら、何がおこるか。誰も自分のFUDなんか公開したくない。あはは、FUDだよね〜という人が満ちあふれていたら、誰だってFUD扱いにされたくないから自分のFUDなんか公開しなくなる。そーゆーことだ。杉浦さん、すごいじゃん。はてぶでネガティブなコメントを受けるかもしれないリスクをおしてまで、自分のFUDをさらけだしたんだから。

大袈裟なことを言えば、FUDを公開して、広く共有することで、われわれ社会全体の知見というのが進歩するんじゃないのか。それが自分達を幸せにすることじゃないのか。失敗の原因をみんなで理解するためには、失敗そのものの情報が公開され共有されなくちゃいけない。その第一歩を、はてぶの上から目線の人達は殺している。そのネガティブなインパクトにもう少し自覚的になった方がいい。

わたしが、ここで、こーゆーことを言っても上から目線の人はいなくならない。わたしは、それを知っている。だとしたらわたしには何ができるか。自ら情報を公開した人に拍手を送り、その人達が自分の言葉で語る、語り続けることを応援する。そーゆーことである。そのような場を、手作りでも作る。そーゆー事である。

あああ、杉浦さんのお話聞きたかったよ。本当にそう思う。

参考文献:2009-02-15